ゾディアックのアストログラフィック。1960年の後半にリリースされた時計です。「時針」「分針」が“浮いている”ように見えるのが特徴。また「秒針」は“赤い玉”で10振動機械のスイープな動きに乗って滑るように文字盤の周囲を回転します。 仕掛けは透明のクリアーディスク上に「針」が描かれており、そのディスクが回っているという具合。この種類の仕掛け時計は各メーカーが盛んにリリースし「ミステリーダイヤル」と総称されています。ただし透明なディスクを使うアイデアはゾディアックのオリジナル。アストログラフィックはゾディアックの代表的な腕時計製品となっています。 高振動機械からは“忙しそうな”ハイビートサウンドが聞こえてきます。1982年に同じく高振動機械を得意としたゼニス傘下に入ったゾディアックですが、機械製造においても関係が深かったのかもしれません。 現代版アストログラフィックも販売されているようです。 2001.7 update |
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Zodiac Cal.88D 36000振動 10振動/秒 リザーブ34時間 ハック機能付 1973年製の自社製機械 |