クオーツやデジタル液晶が一般的でない時代に、こういった時間表示の時計がさかんにリリースされました。スイスの時計メーカー「BULER（ビューラー）」のデッドストック（NOS）。『バーゼル時計年鑑』を見ると、この時計の写真が1973年のバーゼルショー出品時計の中にありました。はからずも西暦2000年に手に入れた、その名も“センチュリー2000”。

　秒表示が絶えずクルクル回っているので、なんともかわいらしい。左下の写真で10時20分20秒と読みます。時目盛は55分から0分の間に動くのですが、そのあたりは針表示の時計にはない歯車構造が必要になります。 　2000.11 update

　BULER

Century 2000. A man's large mechanical digital watch with oversized apertures for the hours,minutes and secounds : a striking and easy way to read the time.　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『BASEL WATCH YEAR BOOK』より