ETERNA KONTIKI 1958

  

  

  

  

 

  

  

 エテルナは1948年に自動巻機械のローターに初めてボールベアリングを組み込んだ時計メーカー。ブランドマークのファイブボールはこれをモチーフとしています。

 モデル名にある「コンチキ」とは1947年に文化人類学者のトール・ハイエルダールが自身の学説を実証するために、ペルーからポリネシアまでの航海に使用した“いかだ”「コンチキ号」に由来しています。この航海は「コンチキ号の冒険」としてヨーロッパ方面の方々には有名なお話。「KONTIKI 1958」の1958はコンチキシリーズの初リリースの年号。

 メジャーな時計ではありませんが、時計メーカーの歴史やモデル名の由来を“語れる”時計です。

 エボーシュ(時計機械製造メーカー)のETA社とはもとは同一の会社。1932年に高精度
ムーブ(precision movements)を製造するETERNA S.Aと廉価ムーブ(raw movements)を製造するETA S.Aに分離したとのことです。 2000.10 update

    

  

  

  

  

 

  

  

  

   

  

  

  

 裏蓋には筏“コンチキ号”

  

  

  

  

  

ETA2824−2 25石

  

  

  

  

「ローターには18Kゴールドを用いて比重を高くして回転率を高める(取説より)」 

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

2002.2.19 朝日新聞(夕刊)