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セイコーのレセプターという時計です。アメリカでのみ発売されたポケベルウォッチ。セイコー、エプソン、AT&Eが4年かけて開発し1990年7月16日に発売しました。アメリカFM放送の副搬送波を使ってメッセージを送る「ベーシング・システム」を採用。 16桁の数字と9つのコードナンバーが送信できます。コードナンバーはあらかじめ使用者同士が数字に対応するメッセージを申し合わせておくことで活用。例えば「1」なら「帰社せよ」という具合。天気やスポーツの結果など数字で発信できる情報提供サービスもあったようです。 さらに電波時計の機能を持たせてあります。30分に1回送信される時報データで時刻調整。アメリカで重宝されるのは、国内でも時差がある地域やサマータイムを採用している地域に移動した際にその時間差を自動調整すること。 日本でも公開実験が行われましたが、電波法の問題と携帯電話の急速な普及により立ち消えとなります。 |
プッシュ回線ではそのまま数字を入力、アナログ回線からはオペレーターを通じてメッセージ(数字)を送ります。3つのFM局が2分間隔で新しいメッセージを送信。 |
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60年〜70年代のスペース・エイジとは違った90年代の“未来感”を内包しています。モノデザインとしての90s(ナインティーズ)がカテゴライズされる日も近いかもしれません。 2001.12 update |