1940年代のロンジン(同社の歴史)です。24時間併記の文字盤と夜光の入ったブルースチール・ハンドがミリタリーテイスト。外装の整備はされているとは思いますが素晴らしいコンディションです。現在はスウォッチグループの一員のロンジンは既に自社キャリバー製造をしていません。しかしもともとは時計機械から完成品まで一貫製造する数少ないマニュファクチュールでした。クオーツショック以前の1960年代はオメガのライバル。ヴィンテージウォッチの歴史を調べていくと、1940〜50年代はオメガよりロンジンのほうが開発力、技術力に秀でていたようにも思います。開発した自社機械の種類は圧倒的にロンジンのほうが多いことは事実。 今回紹介する時計は外装もさることながら、素晴らしい機械が搭載されていました。スクリューバックで半世紀以上のあいだ守られてきた機械は錆ひとつない完全な状態を保っています。 2003.11 update |