AVIA ajustor

  

  

  

  

  

  

  

  

 AVIAはスイスの時計メーカー。この時計は1960年代にイギリスに向けて作られたモデルとのことで、デッドストック(NOS)を入手しました。17石手巻き、金張りケース。

 特徴は緩急針(※)を外部から調整できるボタン。ケースサイド6時位置に付いています。+と−のボタンを押すことで日差を調整。操作感は「カチッ、カチッ」と小気味良い。緩急針をケース外部からボタンでコントロールする時計は珍しいように思います。  2000.10 update

    

  

 

 ※緩急針・・・テンプ(脱進機/掛時計でいう振子)の動力源となる細いヒゲ状のゼンマイ。このゼンマイの伸縮する速度が一定であることで時を正確に刻みます。そのヒゲゼンマイをヒゲ棒で挟み、位置を変えることで振幅を調整、つまり日差調整します。このテンプ中央のヒゲに接触している調整装置のことを緩急針と言います。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

73という数字が見えました。キャリバーNo.でしょうか。

  

  

  

FHF

 1793年設立のエボーシュ(時計機械製造メーカー)。1862年に蒸気式の製作機械を工場で使用することで成功をおさめた。1926年、エボーシュ連合組織(会社)であるエボーシュSAの創設メンバーに加わる。1989年に機械製造を終了した。(歴史詳細