FAVRE LEUBA valjoux232

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  FAVRE LEUBA(ファーブル・ルーバ)は1737年創業の時計メーカー。1735年に創業したBLANCPAIN(ブランパン)に次いで世界で2番目に古い時計メーカーだと言われています。スイス・クロノメーターの父と呼ばれるJ・K・ウーリエはファーブル・ルーバの一員。また1962年から1964年にかけてニューテンシャル天文台コンクールで連続グランプリを獲得した記録も残ります。(参考:世界の腕時計No16〜ブランド物語)

 現在は日本に代理店はなく、過去も輸入量は少なかったようです。日本のアンティークマーケットでもあまり見かけません。一方、海外オークションやオンラインショップなどではヴィンテージモデルがなかなかの人気のようです。

 風変わりな金色のケースはモダンとも懐古調とも思える不思議な雰囲気。文字盤にはタキメーターとパルスメーターを併記。クロノグラフですがファッション色の強い時計です。 2001.5 update

    

  

  

      

   

  

  

  

  

  

  

  

  

  

クロノ起動時

ストップ時

リセット時

クロノ起動時 (右から)ドライビングホイール、トランスミッションホイール、クロノグラフランナーの3つの車が噛み合っています。常時回転しているドライビングホイールの力がトランスミッションホイールを介して、左方向へ伝わっていきます。


ストップ時 トランスミッションホイールが下方向へスライドし、クロノグラフランナーから(わずかな隙間ですが)離れています。クロノグラフランナーの回転はストップし、連動しているクロノグラフ針も止まります。


リセット時 リセットハンマーがクロノグラフランナー(中央の車)とミニッツレコーディングホイール(左の車)の根元にあるハートカムをたたいてリセット(クロノ針、積算針を0に)します。写真はリセットボタンを押している状態。ボタンを離すとリセットハンマーはストップ時の位置に戻ります。カム式のクロノグラフはハートカムをたたいた状態で次回のクロノ起動時に備えますのでここが違う点の1つ。またリセット時にはスライディング・ギアが下方向にスライドし先端に付いたミニッツレコーディング・インターミディエイトホイールがクロノグラフランナーから離れます。そのことでリセット時にクロノグラフランナーとミニッツレコーディングホイールが互いに干渉せずリセットできます。
 

  

  

  

  

FAVRE LEUBA

Mathey Tissot
 先に所有していたMathey Tissotのバルジュー232と比較。同じ機械です。Mathey Tissotのほうが面取りなどの“仕上げ”が綺麗でした。