OMEGA SPEEDMASTER 1st replica

   

  

   

  

  

 1998年にリリースされたスピードマスタープロフェッショナル・ファーストレプリカ。「ファースト復刻」などとも呼ばれます。その名の通り、初代スピードマスターのデザインを復刻した時計。オメガのマークも縦に長い旧マークがアップライトで乗っています。Speedmastereのロゴもオリジナルのデザインを再現。現行のプロフェッショナルとは微妙に違います。それなりにヒットし製造数も多いようですが、現在はオフィシャルなカタログに載っていません。一応は期間を限定した企画商品のようです。

 このファーストレプリカは私が入手した時点で既にシースルーバック仕様に改造されていました。ノーマルのプロフェッショナルには「シースルーバック仕様」がオフィシャルにリリースされていますが、ファーストレプリカには「シースルーバック仕様」はありません。シースル裏蓋を別に入手し交換したのでしょう。プロフェッショナルの派生モデルはケースサイズがほぼ共通。シースルーの裏蓋さえ入手できれば難しい作業ではありません。ただし、通常のプロフェッショナルの裏蓋を外すと防磁、防塵対策の内蓋が表れます。この内蓋が機械を押さえ込む役割を担っています。つまりこの内蓋を外して直接、シースルーの裏蓋をはめると、時計機械がケースの中でガタついてしまう。そこでそれを防ぐ対策が必要となってきます。

 この時計を入手した際にシースルーの裏蓋を外すと、ケースと機械のあいだにアルミくずのようなものが詰められていました。機械を固定するためです。あまりに不格好で安定もよくない。そこで自作で機械を固定する部品を作ってみました。詳細はこちらで紹介しています。

    

   

     

プラスチック風防の透かしは新しいオメガマーク。

  

   

(参考) 国内未発売の皮ベルト仕様、、、カッコイイ

「ファーストレプリカ・シースルー仕様」

  

  

 

   

OMEGA1861の使用感

 オメガのスピードマスタープロフェッショナルを筆頭に数多くの機械式クロノグラフにレマニア1873系の機械が搭載されてきました。私はこのOMEGA1861で初めて同機を操作しましたが、想像を超える素晴らしい使用感です。スタート/ストップボタンは押し込むインターバルが長くオールドムーブメントを操作しているようです。カム式ならが機械の構造により(ピラー式のような)“2段階の感触”を得ることができます。

   

  

焦茶色の皮ベルトに交換してみました。