LONGINES(歴史)の手巻き腕時計。ケースは金無垢で固体番号(機械・ケース刻印)から1940年代前半の製品と思われます(固体番号表)。非常に状態が良く、ほぼ未使用で保管されてきたものと想像。金色の文字盤にアップライトのアラビア・インデックス、上品なリーフハンドとスモールセコンドが定石のように配されています。 注目すべきは搭載機械のCal.27.0。金メッキされた梨地仕上げの時計機械は息を飲む美しさです。ここまで仕上げられたLONGINES製機械はあまり見ませんので、特別仕様だったのかもしれません。キャリバーナンバー「27」はテンプの下だけに刻印。これも多くのLONGINES製・腕時計機械とは異なります。おそらくCal.27系でも極初期の仕様なのでしょう。さらに機械の固体番号とケースの固体番号が一致していましたが、これも初期ロンジンの特徴です。 2006.6 update |
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機械に刻印された固体番号と、ケース(裏蓋)に刻印された固体番号が一致しています。ロンジンでこの二つの刻印番号が一致する時計は、製造時期が1940年代初頭のものまで。固体番号から1940〜1945年のあいだに製造された時計だと分かります(固体番号表)。 |