REVUE CERBERUS DS

  

  

    

      

  

  

   

   

  

  

 REVUEのダイバーウォッチ。70年代のデッドストック(NOS)です。ネットオークションを通じ、オーストラリアの方から譲って頂きました。見慣れないオーバル風ケースが新鮮です。

 現在のブランドはREVUE THOMEN。70年代まで時計の文字盤にはREVUEとしか記名がありませんでした。詳しくは下で説明しています。同社は高度計など計測器機も販売していますが、これらの中にはTHOMENとだけ記名されているものもあります。

 モデル名のCERBEROUS(ケルベロス)はギリシア神話に出てくるテュポンとエキドナから生まれた怪物。三つないしは百の頭と蛇の尻尾を持つ地獄の番犬。ヘラクレスはは十二の難行の最後としてケルベロスを生け捕りにして連れてくることを命じられ冥界へやってきます。ハデスは素手で戦うことを条件にこれを許すとヘラクレスは見事にケルベロスを捕らえ、地上へ連れてくると再び冥界に連れ返しました。  2001.3 update

    

  

  

  

   

   

 

  

   

  

 MSRの正式名称はMANUFACTURES D'HORLOGERIE SUISSES REUNIES S.A.。1970年前後にThe Thommen S.A、The Phenix Watch Co、Buser Freres&Cie、The Vulcain&Studioが集合したムーブメントの連合会社。組織としてスイスのWALDENBURGに現存しています。
 この件に関しましてはタイムゾーン日本語ページの斉藤さん、コレクションルーム十号室の十号青木さんに貴重な情報を頂いています。ありがとうございました。

  

 2001.12 追記 

MSRにいて

 正式名称はMANUFACTURES D'HORLOGERIE SUISSES REUNIES S.A.。1960年代に4つの会社から結成されたスイスの時計企業組合です。国際マーケットへの販売力を強化するために資源を組合に集中しました。設立時には760人の従業員を持ち、年に60万個の時計を生産する大連合だったようです。参加企業は以下。

1 Buser Freres&Cie 1893年に設立されたムーブメント会社が起源。懐中時計、腕時計を製造。ドイツ、イギリス、北米をマーケットとしていたようです。

2 The Phenix Watch Co 1873年に3つの時計メーカーが合併して設立。カレンダーウォッチやクロノグラフを早くから手がけていたメーカー(歴史詳細)。

3 The Thommen S.A 1869年に設立。1948年には自動巻腕時計を発売している。技術、規模ともに組合内では抜きん出ていた。MSRの中心的企業。

4 The Vulcain&Studio 1858年設立。現在もレビュートーメン銘で販売が続いているアラームウォッチ「クリケット」を1948年に発売

 REVUEはThe Thommen S.Aのブランドでした。MSR結成まではThe Thommen S.AがREVUE銘の時計を作っていましたが、結成後はMSRの共通ブランドがREVUEとなり、主導権を握っていたThe Thommen S.Aの名を加えて、現在の「REVUE-THOMEN」のブランド銘に行き着いたようです。

 各企業は存続していますが実質はThe Thommen S.Aに集約された状況でしょう。

 (追記)2001年にPMH SA(Puroduction&Marketing Horloger)が「バルカン社」「クリケット」のブランドを買収。バルカン銘での「クリケット」製造が再スタートする。(参考/ウォッチアゴーゴーNO.31)