SEIKO DIVER-SCUBA Cal.M796

  

  

  

  

   

  

 セイコーのダイバースキューバです。ダイビングでは体内に窒素が残留することを防ぐため深度に応じた潜水時間を守らなければなりません。潜水計画に従ってダイビングを行う際に必要な情報をこの時計で得ることが可能です。時計の画面ではダイビング中の潜水深度、水温、深度の変化を表示。この時計があればダイビング中に深度計はいりません。さらに、あらかじめセットした深度を感知するとアラームを鳴らすことも可能。またそれまでに潜った中で最大の深度と日付・時刻・水温を自動的に記録、最大5回分の潜水メモを残すことができます。

 セイコーは時計とダイビングコンピュータの融合では先駆者的なメ−カー。1990年にリリースしたスキューバマスターシリーズでダイブテーブル機能を世界で初めて腕時計に持たせています。こちらの時計(12)ではダイブテーブル機能(深度に応じた潜水時間、休息時間の自動計算)まで持たせていますが、このスキューバマスターはダイブテーブル機能は持っていません。

 この時計のもう一方の機能は「気圧計測」。過去5日間(6時間毎更新)の気圧変化グラフを液晶画面に表示します。さらに30分毎に3時間前との気圧変化傾向を表示部に5段階で表示。これをもとに天気の予測を行うことが可能となっています。他にはストップウォッチ機能、タイマー機能、アラーム機能、電池寿命予告機能などを持ち、ギア系ウォッチとしては申し分ありません。

 ケースはチタン製ですが、時計が大きいのでズッシリ感は十分。ツヤ消しのチタンカラーがなかなかイカシテいます。硬質プラスチック部の造型は何とも“ガンダムチック”。2種類のグラフ表示と気圧表示など情報がつまった液晶画面はワクワク感を持たせてくれます。私の“松本零士的”美意識が大いに反応しました。 2002.9 update

    

  

  

  

  

   

標高の変わる移動による気圧変化も自動的に補正する優れもの。

    

     

気圧傾向情報は30分毎に更新

この表示では気圧の下降傾向/「天気のくずれる傾向・小」を表しています。

  

    

Cal.M796