BULOVA ACCUTRON SPACEVIEW

  

  

 

  

  

   

  

  

  

  

   

アキュトロンは1960年に登場

このモデルは1969年製です。

 音叉時計アキュトロンのスペースビューです。アキュトロンというエポックメイキングな時計の構造をシースルーさせた時計。スペースビューだけで数多くのモデルがリリースされており、時計ファンのコレクトアイテムの1つになっています。ファッション・デザイナーのポール・スミスが熱心なコレクターであることも有名。

 私も以前から欲しかったスペースビューでしたが、ここで紹介しているクッションケースモデルを探していました。この“スペーシーな感じ”は大きなクッションケースで際立つ気がします。ネットオークションを通じて、香港の方から未使用品を譲って頂きました。

 実際、アキュトロンはスペーシーな歴史を持っています。NASAのマーキュリー計画(1962〜)では公式時計というものはなく、それぞれの宇宙飛行士が個人所有の時計を宇宙船に持ち込みます。この際にアキュトロン・アストロノートを使用する宇宙飛行士もいました。ジェミニ計画(1965〜)では公式に指令船内の計器パネルに採用。また1969年月面にアキュトロンの時計が設置され、太陽電池を使い今でも観測データーに送っているとのこと。

 ジェミニ計画(1965〜)、アポロ計画(1967〜)では宇宙飛行士の公式腕時計採用の試験でスピードマスターに破れました。

   

  

  

  

  

  

  

  

アキュトロンの電池ですがドイツのVARTA387(対応表)が入っています。

 アキュトロンの初期型機械のcal.214は裏リューズ方式を採用しています。上の(写真上左)のように収納式のリューズを縦に持ち上げてこれを指で掴んで回します。リューズは(写真上右)の軸を通じて(写真左-白丸)の穴にささりギアが噛み合い、時間を調整することが可能になります。

 この時間調整の際には電流を送ることをストップし機械式時計でいうハック機能が働くのですが、この電流制御が甘いのもアキュトロンの“特徴”。時間調整中には電流が流れたり止まったりして微妙な時間調整が難しい。この現象は先に所有していたアキュトロンでも見られますし有名な話のようですね。

 cal.214はこの後、4時位置にリューズを備えるcal.218に発展。この機械を使い、カレンダー搭載モデルやダイバーウォッチの「DEEP SEA」などをリリースしました。ただしデザイン上の問題なのかスペースビューには搭載されていません。

 1976年、機械式時計と同様、クオーツ時計の台頭に打撃を受け、ブローバ社はアキュトロンの製造を終了します。

  

  

   

   

  

   

 キャリバーNo.とPAT.No.が見られます。アキュトロンの機械名としてM9やM8などの数字を見ることがありますが、これらは製造年を表します(読み方)。この時計は1969年製。大抵は裏蓋に刻印されており、この時計には1-826054 M9と刻印がありました。

   

  

   

  

  

  

  

     

2001.7 update

  

  

  

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