ロンジンの「GRAND PRIZE」。シンプルなステンレスケースがなかなか上品です。見どころは搭載されている自動巻機械Cal.342。ロンジンは1960年代まで自社製キャリバーを積極的に開発してきましたが、巻き上げ方式も様々でこのCal.342もロンジン独自のアイデアが溢れています。 時計には当時の箱、ギャランティ、取説が付属していました。 2003.10 update |
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この時計機械の面白いところはローターがセンターから僅かにずれているところ。理由はハッキリしませんが巻き上げ効率をあげるという説もあります。また円型のローターが機械の周囲を回る外周式。シチズンのジェットと似ています。ローター側の歯が、「342」と刻印されているブリッジ右下に隠れている車と噛み合ってゼンマイを巻き上げます。ローターが左右どちらに回転しても(左の写真の)1時位置の金色の車は時計回りに回転。整流されていることが分かります。 |