スピードマスター・ブロードアローにシースルー裏蓋を装着

   

 スピードマスター・ブロードアローにシースルー裏蓋を装着。ファーストレプリカの作業とは微妙に方法が異なります。

   

 こちらの方法を応用してシースルーバック仕様へのカスタムに挑戦してみました。シースルーバックの裏蓋は別途ご用意下さい。イーベイやヤフーなどのネットオークションで入手できることがあります。

 手巻きスピマスでは0.5ミリのプラスチック板にOリングを重ねましたが、ブロードアローでは1ミリのポリエチレン板のみ(Oリングは使いません)を使いました。ローターがあるために、手巻きスピマスの方法(0.5ミリのプラスチック板にOリングを重ねる)では(時計の姿勢によって)微妙にローターが裏蓋のサファイアガラスにあたってしまいます。ポリエチレンは伸縮性のある柔らかい素材ですので、1ミリの厚さがあっても、裏蓋をスクリューダウンして押し付けると具合よく収縮し上手く納まりました。

 ブロードアローはローターがある分(スピマスプロと比べて)より調整作業に難しさを感じました。またこの“お遊び”で時計が故障することもあるのでご注意ください。私も“授業料”を払っております、、。

 参考に作業される場合は自己責任でお願いします。防水性は落ちるはずですし、メーカー保証も無効になります。

2007.9 追記 2007年のバーゼルフェアにてシースルーバックモデルがスピマス誕生50年の記念モデルとして発売されました。ベゼルは鏡面から無反射仕様に、ここで紹介する初代モデルに比べると文字盤は非常に手の込んだものになっています(外周部、内側、インダイヤルごとに仕上げが異なり、文字盤の色も白と銀の中間のように絶妙な発色)。個人的に初代モデルに持っていた不満が全て解消されていました。

  

  

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