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セイコー初の曜日機能付自動巻であるセイコーマチック『ウィークデータCal.400』です。1963年に発売されたモデル。とても美しい“顔”の時計です。1960年代中ごろのから見られる“セイコースタイル”※が確立される直前の時計。足の長いラグやクラシックなケースデザインには舶来時計のような高級感を感じます。合わせて6時位置の大きな曜日窓が、文字盤を引き締めています。 2001.11 update ※それまでの3次曲面で構成されたデザインから2次曲面を基本とするデザインに移行していきます。平面は原則、鏡面仕上げとしケースの歪みを排除。光を美しく反射する視覚効果を持たせる意匠。最初の完成形は44GS(亀戸製)と言われます。例 |
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曜日表示窓を持たせた「セイコーマチック・ウィークデータ」とネーミングされた時計に積まれる機械には4つの種類があります。 |
cal.ナンバー | 石数 | 機械への金メッキ | 製造開始年 | 秒針規正装置 | 微動緩急調整装置 | 備考 |
cal.400 | 33石 | あり | 1963年 | なし | なし | セイコー初の曜日機能付自動巻 |
cal.6206 | 26石 | あり | 1963年 | なし | なし | |
cal.6218 | 35石 | なし | 1964年 | あり | あり※ | 歩度調整機能など強化 |
cal.6216A | 39石 | なし | 1966年 | あり | あり | 振動数を5振動/秒から5.5振動へ高速化 |
※微動緩急装置では歯車を使い、より高精度な歩度調整を可能としました。(写真はセイコーマチック・クロノメーター) |
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裏蓋は10角型ねじ式です。標準防水(耐圧水深30メートル)であることを意味するイルカマークが刻印。裏蓋内側には磨き模様(ペラルージュ装飾)を見ることができます。セイコーのケースであることを示す「鶴のマーク」が小さく刻まれていました。 |