REVUE CENTENAIRE Cal.81

  

  

  

  

  

 REVUE(歴史)のCentenaireです。威風堂々とした大型の金無垢ケース。丁寧な仕上げが施された文字盤や特殊な外装パーツなどから特別モデルあることが分かります。収集家にとってもヴィンテージREVUEは理解の進まないブランド。1960年代の早い時期に複数の同業他者とMSRグループを発足、その下で時計製造を進めたこともあり、時計メーカーであるREVUE社単独の歴史をひも解く資料が少ないのです。しかしここで紹介するCentenaireは同社史上、最も高級な腕時計製品、最高の傑作品であったことは間違いないでしょう。絶対的に数の少ないモデルですが非常に程度の良い固体を見つけることができました。

 先ずは外装から観察してみます。前述したように文字盤は非常に手が込んだ仕様。写真からも中央部と外周部では仕上げが異なることが見て取れます。大型で力強いアップライト・インデックスとドルフィンハンドの迫力も相当です。面白いのはケースの造型。上面から見ると面の切り替りがハッキリしておりシャープな印象を受けますが、裏蓋は懐中時計のような曲面のポコとなっています。またこの裏蓋には腕時計としては珍しいベロが付いており、ケースの開閉を容易にしています。さらにバンドのバネ棒着脱部はラグ側に突起が付く珍しい形状。バネ棒自体も専用のものが付属していました。

 最大の見どころは搭載されるムーブメントREVUE Cal.81。REVUEらしい分割ブリッジの機械ですが、ムーブメント径が30mmもある。下で先に所有していたREVUE Cal.76と比較していますが、REVUE Cal.81の大きさがよく分かります。ちなみに30mmというムーブメント径は腕時計機械としてクロノメーターコンクール(解説)に出品できる上限サイズ。特殊な緩急機も目を引きます。スワンネック式のような押さえバネと回転盤を使った緩急機はゼニスの「CHRONOMETER Cal.135」のよう(下で比較)。REVUE Cal.81にはCHRONOMETERの刻印や表記はありませんが、同規格と同等の精度スペックを持つことは容易に想像できます。なお同社の自動巻Roter-Kingにも似たような緩急機が見られました。

 REVUE Cal.81は耐振装置が見られないことから40〜50年代初期の機械と推測していますが、まさに“隠れた名機”を発見した気分です。 2006.3 update

  

  

  

  

 ケースサイドからベゼル部へ面が切り替る部分は鋭く角を作っていますが、裏蓋側に向かっては緩やかなカーブによる三次曲面となっています。ポコ式の裏蓋には特殊なベロが付いていました。

  

  

  

 

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

     

  

  

  

  

  

  

REVUE Cal.76との比較

  

    

  

ゼニス・クロノメーター、シチズン・クロノメーターとの比較

  

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